2013年も残すところ数時間となりました。デジカメで振り返る今年の特徴は、高付加価値モデルへのシフトが加速したことだと思います。とくにWi-Fi機能についていえば、エントリークラスを除いてほぼ標準装備になりつつあると言えそうです。こうした流れは、今まで以上にカメラとしての魅力を強めていくことを求めるとともに、環境や使われ方の変化に適合していくことが、カメラメーカーとして生き残る上でも必要になるように思います。
今年、詳細レビュー記事として取り上げた製品は、デジタル一眼レフ7機種、ミラーレスカメラ13機種、高級コンパクト11機種、ネオ一眼1機種、その他4機種で、計36機種でした。取り上げた数自体はほぼ昨年並みと言えますが、本来取り上げるべき機種でレビューできなかったものもチラホラと残っています。このことは「レビューしたい」と思わせる魅力をもった機種が増えていることの表れだと思いますし、こうした傾向は来年、さらに強まっていくのではないでしょうか。