カテゴリー別アーカイブ: リコー

デジカメ各社、新しい飛躍に向けて

日本経済新聞

 ゴールデンウィークも本日で終わりますが、充実した休日を過ごせましたでしょうか。今年は暦の上では前半と後半に分かれてしましまいましたが、28日(月)も休みを入れて2回の4連休を楽しまれた方もいらっしゃることと思います。いずれにしても、これからしばらくは祝日がありませんので、仕事や勉学に励んでいただければと思います。

 先日は、「日経ビジネス」誌の記事「ガラパゴス化するミラーレス」について触れました(詳細は「ミラーレスカメラはガラパゴス化するのか?」をご参照ください。)が、本日は日経新聞の朝刊に「カメラ大手、レンズ充実~品ぞろえで需要発掘」という記事が掲載されました。こうした記事を見ると、ビジネスという視点に立った時、デジカメや映像機器の占める位置が決して小さくないことを改めて感じます。少なくともフィルムカメラ時代には、これほど大きくは取り上げられていませんでしたので、デジタル化によって市場規模自体が大きく拡大したことの反映でもあると思います。

 日経新聞の記事では、レンズの品ぞろえを増やしたり、アフターサービスを充実させることで、カメラ事業の収益向上に取り組む姿が記載されています。

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高級コンパクトの選び方~具体編(単焦点モデル)

リコー GR

 前回は、高級コンパクトの選び方について、5つのポイントを整理しました。「目的を整理する」「ズームレンズか単焦点レンズか」「機能面への目配り」「操作性については?」「旧機種でもいい?中古はだめ?」という項目に沿って考え方をまとめましたが、今回は具体的に各現行機種をどう見るか、注目すべきポイントについてまとめてみたいと思います。
 なお、あわせて「お勧めの高級コンパクト 2014年4月版」もご参照いただければと思います。
高級コンパクトの選び方(具体編その1)単焦点モデル

CP+2014に向けた新製品噂情報

 いよいよ来月2月13日から16日までの4日間、CP+2014が横浜で開催されます。今年は秋にフォトキナも予定されており、多くの新製品が登場すると思われます。徐々にメーカーからも情報が出始めていますが、ここでは噂情報を含めてご紹介したいと思います。

電子ビューファインダーは光学ファインダーを超えたか?

SONY 電子ビューファインダーキット FDA-EV1MK
フィルムカメラからデジタルカメラに移行する中、カメラの外見は2つの点で大きく変わりました。それは、液晶モニターがほぼ必須になったということと、ファインダーは必須ではなくなったということです。

ほとんどすべてのデジタルカメラで液晶モニターが搭載されるようになったのは、現代デジカメの祖ともいうべきカシオQV-10が液晶モニターの一体化で成功したことがきっかけです。わずか1.8型とはいえ、写したその場で画像を見ることが出来る点は、フィルムカメラに対するわかりやすいアドバンテージであり、デジカメへの移行を強力に後押ししました。

そして、デジカメに液晶モニターが搭載されたことでファインダーは必ずしも必要ではなくなったというわけです。今や、レンズ一体型カメラの大半はファインダーレスモデルですし、レンズ交換式のミラーレスカメラでもどちらかと言えばファインダーを内蔵しないモデルの方が一般的かもしれません。
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描写力が進化したナノ一眼、PENTAX Q7

ペンタックス Q7
新製品レビューを行った雑感Part.2です。なお、レビュー詳細は各レビュー記事を見て頂ければと思います。

次に取り上げる、新型ナノ一眼、ペンタックス Q7です。外見は前機種となるQ10とほとんど同じですが、イメージセンサーが1/2.3型から1/1.7型へと一回り大型化されたことで、描写性能が大幅に向上しました。

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リコー GR DIGITAL V 登場?

【正式発表されました! GR DIGITAl IVからの進化やCOOLPIX Aとの違いを整理しました。 4月17日】

RICOH GR DIGITAL V噂情報が流れていたリコーGR DIGITAL Vの画像がネット上に流れています。メーカーが用意したプロモーションビデオが公開されたようで、その内容を見るととても魅力的な機種であると感じました。
前機種となるGR DIGITAL IVは2011年10月の登場ですので、約1年半での新型機の登場となります。

明らかとなった情報によると、新型GR DIGITALの特長は次の通りです。

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今年の新製品は? Part2

デジタル一眼レフ前回は、キヤノン、カシオ、オリンパス、シグマ、ソニーについて見てきましたので、次はニコンからです。

ニコンのデジタル一眼レフは、フルサイズでD4D800/D800ED600と揃えられ、APS-CサイズでもD7100D5200D3200と世代交代が完了しています。気になるのは、D300S後継機が出るのかどうか、という点です。D7100では仕様上の連写性能がやや抑えられていることもあり、D300Sでカバーできていた分野をすべてまかなうことは難しいのも確かです。

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デジカメWeekly:先週(1/20-26)の動きと今週(1/27-2/2)の予定

◎先週の主な動き(1/20-1/26)
1/31から横浜で開催される「CP+2013」に向けて、各社から新製品の情報が出てくるものと予想していましたが、昨年秋のフォトキナで目白押しだったせいか、現時点ではあまり情報が出ていないようです。
先週の動きとしては、まず国内外の5社が新たにマイクロフォーサーズ規格に賛同したことがあります。オーストラリアのBlackmagic Design社(Blackmagic Design Pty. Ltd.)、アメリカのJK Imaging 社(JK Imaging Ltd.)、日本の株式会社フォトロン、ドイツのSVS-VISTEK社(SVS-VISTEK GmbH)、日本の株式会社ビュープラスの5社です。いずれも日本ではあまり知名度がある会社ではありませんが、たとえばJK Imagingはコダックブランドのデジカメを引き継いでいる会社ですし、他にも放送や動画関係、産業機器等の分野で実力をもった企業といえます。

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