カテゴリー別アーカイブ: ソニー

新たなソニーの挑戦 ~いよいよ統合されるレンズシステム

SONY α7M2 ILCE-7M2

 ソニーから、手ぶれ補正システムを搭載したフルサイズ・ミラーレス、α7II ILCE-7M2が登場しました。

 今までフルサイズのイメージセンサーを搭載したデジタルカメラでは、手ぶれ補正システムを内蔵したものはありませんでしたので、世界初ということになります。このこと自体も十分なニュースバリューがありますが、製品発表を見て強く感じたのは、「いよいよソニー・レンズシステムの統合がスタートした」というものです。いうまでもなく、ミノルタ時代からの歴史と蓄積のあるαマウント(Aマウント)は、ソニーのデジタルカメラにとって重要な資産です。その意味では、いかにAマウントからEマウントへとスムーズに移行するかが、ソニーのミラーレス戦略における最重要課題であり、それに対する答えがα7IIだと思います。

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ソニーの快進撃は続く?

ソニー サイバーショット DSC-RX100M3

 本日、日本でもソニーの新製品3機種が正式発表となりました。デジタル一眼レフのα77II、4K動画対応のα7S、ポップアップ式EVF内蔵のDSC-RX100M3です。いずれの機種も発売が待望されていたメイン機種であり、異なるセグメントの主力製品が同時期にリリースされたことに、改めてメーカーとしての層の厚さを感じます。

 各々の機種の特長や注目すべきポイントなどについては、下記の紹介記事を見ていただければと思いますが、ここではこれらの製品全体にわたっての印象を記したいと思います。

(写真はDSC-RX100M3のポップアップ式電子ビューファインダー)

 α77II:高速化されたAPSクラスのハイエンド・デジタル一眼

 α7S:4K動画対応のフルサイズ高感度ミラーレス

 DSC-RX100M3:EVF内蔵の「The 高級コンパクト」登場!

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デジカメ各社、新しい飛躍に向けて

日本経済新聞

 ゴールデンウィークも本日で終わりますが、充実した休日を過ごせましたでしょうか。今年は暦の上では前半と後半に分かれてしましまいましたが、28日(月)も休みを入れて2回の4連休を楽しまれた方もいらっしゃることと思います。いずれにしても、これからしばらくは祝日がありませんので、仕事や勉学に励んでいただければと思います。

 先日は、「日経ビジネス」誌の記事「ガラパゴス化するミラーレス」について触れました(詳細は「ミラーレスカメラはガラパゴス化するのか?」をご参照ください。)が、本日は日経新聞の朝刊に「カメラ大手、レンズ充実~品ぞろえで需要発掘」という記事が掲載されました。こうした記事を見ると、ビジネスという視点に立った時、デジカメや映像機器の占める位置が決して小さくないことを改めて感じます。少なくともフィルムカメラ時代には、これほど大きくは取り上げられていませんでしたので、デジタル化によって市場規模自体が大きく拡大したことの反映でもあると思います。

 日経新聞の記事では、レンズの品ぞろえを増やしたり、アフターサービスを充実させることで、カメラ事業の収益向上に取り組む姿が記載されています。

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フルサイズとAPS-Cサイズ、どちらを選ぶべき?

ソニー α7 イメージセンサー

 最近の傾向の一つにイメージセンサーの大型化があります。コンパクトカメラの分野で描写性能を重視した高級コンパクトが増えてきたこともそうで、今やすべての主要メーカーが高級コンパクトをラインアップしています。
 同じことがレンズ交換式カメラでも見られます。現行機で35mmフルサイズのイメージセンサーを搭載したレンズ交換式カメラは、キヤノンとニコンのデジタル一眼レフ各3機種と、ソニーのデジタル一眼α99、ミラーレスα7/α7Rの計8機種ですが、ペンタックスや富士フイルムを含め他社に関する噂情報もたびたび流れています。
 言うまでもなく選択肢が増えることは好ましいことです。しかし、新たにレンズ交換式カメラを購入しようとするとき、従来から主流であったAPS-Cサイズのものを選ぶべきか、あるいはちょっと無理をしてもフルサイズにした方がいいのか、迷われる方も増えているのも確かです。ここでは選択のポイントについて整理してみたいと思います。
(写真はソニー α7のフルサイズイメージセンサー。)

高級コンパクトの選び方~具体編(単焦点モデル)

リコー GR

 前回は、高級コンパクトの選び方について、5つのポイントを整理しました。「目的を整理する」「ズームレンズか単焦点レンズか」「機能面への目配り」「操作性については?」「旧機種でもいい?中古はだめ?」という項目に沿って考え方をまとめましたが、今回は具体的に各現行機種をどう見るか、注目すべきポイントについてまとめてみたいと思います。
 なお、あわせて「お勧めの高級コンパクト 2014年4月版」もご参照いただければと思います。
高級コンパクトの選び方(具体編その1)単焦点モデル

ソニーはニコンとキヤノンを超えるか? さらに快進撃が続くソニーの映像事業

SONY logo

 デジタルカメラをはじめとする映像分野で、ソニーの快進撃が続いています。2月に発表された2013年第三四半期(10-12月)の決算状況をみると、デジタルカメラの年間販売台数は2012年の1700万台から1200万台へと台数ベースでは7割程度に減少する見込みとなっています。しかし、デジカメも含むイメージング・プロダクツ&ソリューション全体で見ると、第3四半期の売上高は1981億円(対前年同期+122億円)、営業利益は121億円(対前年同期+150億円)と、大幅な増収増益となっています。この背景には円安による為替の影響が大きく働いているものの、こうした決算状況を見ると、映像部門に対する積極的な姿勢は、今後も継続して行われていくことが予測されます。
 このことは、デジカメ分野における噂情報からも裏付けられるように思います。

CP+2014に向けた新製品噂情報

 いよいよ来月2月13日から16日までの4日間、CP+2014が横浜で開催されます。今年は秋にフォトキナも予定されており、多くの新製品が登場すると思われます。徐々にメーカーからも情報が出始めていますが、ここでは噂情報を含めてご紹介したいと思います。

2013年秋から始まるデジカメ新製品ラッシュ

 今年はフォトキナ開催年ではありませんが、この秋から冬にかけて立て続けに大型新製品が登場します。すでに発売日が決定しているものを含め、概要を紹介したいと思います。
 ざっと数えると、今秋発売開始となるソニーのレンズカメラ DSC-QX100DSC-QX10を皮切りに、ソニーからは新コンセプトミラーレスカメラα7/α7R、大型センサーと大口径レンズを搭載したDSC-RX10、富士フイルムからはX-E2X-A1、スタイリッシュコンパクト2代目のXQ1、ペンタックスからはフラグシップ・デジタル一眼レフK-3、ニコンからもミドルクラスデジタル一眼レフD5300、パナソニックからはコンパクトミラーレスDMC-GMなどが予定されています。各メーカーはこれら以外にも用意しているカメラがあるようですし、キヤノンについてもミラーレス2代目を含め噂情報が具体性を帯びてきています。

iPhone5sのカメラ性能はさらに向上!

APPLE iPhone5s

 9月20日にリリースされたiPhone5sですが、発売開始から2週間がたち、店頭在庫もだんだんと増えてきています。量販店等ではボディカラーや容量を選ばなければ即日購入することも可能になっているようです。発売前の記事「iPhone5sのカメラ性能は?」でも記載しました通り、iPhone5からの重要な進化ポイントの一つがカメラ性能でしたので、iphone5と比べてどう変わったのか、実際にチェックをしてみました。
 テスト結果の詳細は、レビュー記事「Apple iPhone5s カメラ性能をチェック!」を見ていただくとして、ここではテストしてみて感じたことを記したいと思います。

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デジカメによって異なるWi-Fi機能に注意~各機種の対応状況

技適マーク ソニー DSC-RX100M2

 昨日の記事で「デジカメに搭載されているWi-Fi機能の違いに注意する必要がある」と書いたところ、具体的に機種ごとの状況を教えてほしい、という要望をいただきました。すべての機種をチェックしたわけではありませんが、現在入手可能な37機種についてメーカーが公表している仕様表等から一覧を作成しました。
 なお、Wi-Fi機能はスマートフォン側のアプリケーションによっても機能が変わってきます。発売時点では対応していなかったものが、アプリのバージョンアップで機能拡張した可能性もありますので、あくまで参考レベルにしていただければと思います。