暑い夏もそろそろ終わりが見えてきましたが、来週以降は各社とも新製品が目白押しになるかもしれません。噂情報の域を出ていないものもありますが、すでに正式発表されている製品を含め、ちょっと整理してみたいと思います。とくにこれからデジカメの購入を予定されている方は、参考にしていただければと思います。
【オリンパス】
昨年3月に登場したOM-D E-M5の後継機となるOM-D E-M1がリリースされそうです。
イメージセンサーはE-M5と同等の16メガ画素ですが、新たに像面位相差方式も組み込まれるためオートフォーカス速度の向上が期待されます。ボディデザインはOM-Dシリーズを踏襲しますが、新たに大型のグリップ部が設けられることでホールド性も良好なようです。
シャッター速度は1/8000秒まで対応し、電子ビューファインダーもVF-4以上の見え方へと進化するようです。
同時に、12-40mmF2.8の大口径ズームレンズも登場しそうです。35mm換算で24-80mmの画角をカバーするF2.8通しズームとして使い勝手も良さそうです。
なお、E-M1は従来同様マイクロフォーサーズマウントのようですが、E-5などのフォーサーズマウントにも対応するのでは、という噂もありました。現在でもマウントアダプターを介せばフォーサーズレンズも使用できる(実際にE-M5登場時にはマウントアダプターのプレゼント企画もありました)ので、同じような対応になるのかもしれません。
【キヤノン】
すでに正式発表されているミドルクラス・デジタル一眼レフのEOS70Dや高級コンパクトPowerShotS120、PowerShotS200、PowerShotG16は発売を待つばかりですが、これ以外にミラーレスカメラEOS Mの後継機と上位機の2機種が準備されているようです。EOS M後継機については、比較的近日中に発表されるかもしれません。
また、EOS7Dの後継機となる上級デジタル一眼レフについても引き続き噂情報が流れています。EOS7Dが登場したのは2009年12月ですので、そろそろ丸4年となります。この間の技術進歩を考えると、期待感がつのります。
【ソニー】
先日の記事「ソニーの新製品」にも記載しました通り、レンズカメラ2種類(DSC-QX100、DSC-QX10)、NEX-5T(NEX-5R後継機)、NEX-7後継機、フルサイズNEX、α3000(Eマウントのデジタル一眼レフ的なデザインのエントリー機)が逐次発表されそうです。また、レンズに関してもEマウントの16-70mmF4やAマウント新型レンズなども期待できそうです。
α3000はネオ一眼DSC-HX300のレンズを取り外してEマウントを設けたようなデザインとサイズのカメラになるようですので、ミラーレスカメラの小型軽量性を求めつつデジタル一眼レフ的なデザインに魅力を感じるユーザーにアピールしそうです。価格的にもかなりアグレッシブな値付けになるとの噂情報もあります。
【ニコン】
ニコンは春に高級コンパクトCOOLPIX AとCOOLPIX P330がリリースされましたので、タイミング的にはCOOLPIX P7700の後継機がそろそろ出てくる時期だと思われます。
また、先日の記事「ニコンの四半期決算~市場の変化を先取りできるか?」の中でも触れましたが、D3200よりもさらに下位となるエントリークラスデジタル一眼レフの準備は進んでいるようです。これ以外にも、D4X(D4の後継で画素数重視機?)に加えてもう1機種のデジタル一眼レフがリリースされそうです。D7100の仕様を考えると、いよいよAPS-Cクラスのハイエンド機D400(D300シリーズの後継機)が顔を見せるのかもしれません。
【富士フイルム】
新型のミラーレスカメラ、X-A1は近日中に正式発表になりそうです。これはX-M1の下位機種で、ボディ外装のプラスティック化やイメージセンサーの変更(X-TransセンサーではないがAPS-Cサイズ)によってコストパフォーマンスを重視した機種のようです。型番から見るとXシリーズの一翼に位置づけられる機種ではありますので、カメラとしての基本性能はきちんと確保されているのだろうと思われます。
以上のように、既存機種の後継機だけでなく、新しいジャンル、新しいシリーズのカメラも出てきそうです。踊り場を迎えたデジカメ分野がさらにもう一段飛躍することにつながれば良いと思います。
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